インジウム!?
インジウム(Indium):原子番号 49 の元素。元素記号はIn。III族元素の一つ。銀白色の柔らかい金属。常温で安定な結晶構造は、正方晶。比重 7.3、融点は摂氏 156.4°Cと低い。常温では空気中で安定である。酸には溶けるが、アルカリや水とは反応しない。
用途
ITO(Indium Tin Oxide)と呼ばれる酸化インジウム錫は、導電性があるのに透明であることから液晶やプラズマといったフラットパネルディスプレイの電極(透明導電膜)に使われている。
そのほか、シリコン、ゲルマニウムに添加(ドープ)してp型半導体を形成する。融点が低いので、低融点合金であるはんだなどに利用される。またインジウムの化合物では、InPなどの化合物半導体が注目を集めている。
インジウムの採掘
インジウムを産出している世界最大の鉱山は札幌市の豊羽鉱山であったが、採算の悪化や資源枯渇を理由に2006年3月31日をもって採掘を停止。2007年現在、中国が世界最大の生産・輸出国である。最大消費国は日本。独立したインジウムの鉱物や高濃度のインジウムを含む鉱石がみつかるのは錫-多金属鉱床と呼ばれるタイプの鉱床で、豊羽や兵庫県の明延(あけのべ)鉱山がこれに相当した。しかし、産出量が多いのは、塊状硫化物鉱床である。
インジウムは現在、液晶ディスプレーや発光ダイオードなどのハイテク製品の原材料として広く用いられているが、一方で産出量は限られており、需要の逼迫・資源枯渇の危険性が問題となっている。2003年から3年間で価格は5倍に上昇した。そのため、生産過程で出る廃材からのリサイクルや、地上資源の活用が進められている。
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インジウムの珍しい性質
右側の表の通り、自然界には質量数113のインジウムと質量数115のインジウムの2種が存在し、95%以上が質量数115のものである。この同位体は天然放射性同位体である。1つ以上の安定同位体を持つ元素の中で、天然放射性同位体が安定同位体より多く存在しているのはインジウムとレニウムだけである。
このインジウム115は天然放射性同位体といえど半減期が441兆年と極端に長く、限りなく安定同位体に近い。現在インジウムは透明導電膜、光デバイスや半導体用途向けに需要が高まっているが、そのほとんどが放射性同位体であっても、現在の用途では放射性同位体であることを無視してよいとされる。将来、原子1個レベルでの信頼性が問われるような製品が出た場合でも問題になることは稀だと考えられている。
(以上、ウィキペディアより引用)
確かに珍しい性質です!